煮干しの食べ方について|煮干しの通販|
汁物や煮物に欠かせない出汁や、ふりかけ、佃煮など、煮干しには様々な食べ方がありますが、効率的な食べ方をすることで、煮干しに含まれた栄養素をあますことなく摂取し、健康維持に役立てることができます。

■ 食べ合わせの悪いもの
便秘対策に最適な食物繊維、ブレイクタイムに欠かせないコーヒーや紅茶、緑茶ですが、含まれるカフェインが鉄分の吸収率を妨げてしまう場合がある為、煮干しとの食べ合わせは良くないと言われています。煮干しを食べる際は、カフェインや食物繊維の豊富な食品との食べ合わせに注意しましょう。逆に、ビタミンCを多く含むカリフラワーと、カルシウムや鉄分の豊富な煮干しは好相性です。

■ 併せて食べると良いもの
煮干しに含まれる成分の1つが鉄分ですが、効率的に摂取する為には植物性の、非ヘム鉄を併せて摂ることが推奨されています。肉や魚に含まれるヘム鉄は、非ヘム鉄と比べて吸収率が高く、血液の生成と筋肉の発達にかかせない存在ですが、ほうれん草やパセリなどの非ヘム鉄と摂取することで、野菜不足を解消するだけでなく、ヘム鉄と非ヘム鉄を同時に摂取できます。
野菜を一緒に食べることで、胃腸への負担を軽減できる点も、嬉しいポイントです。
■ 粉末にする
煮干しをまるまる一匹粉末にしてしまうことで、鉄分や亜鉛、カルシウムやビタミンDなどの失われがちな栄養素をあますことなく摂取することが可能です。昆布やしいたけ、トビウオなどの旨味成分たっぷりな素材を同じように粉末にし、併せることで栄養価の高いおいしいふりかけになります。特有の香りや風味も目立たなくなる為、魚嫌いなお子さん、成長期のお子さんのおやつにもおすすめです。
煮干しの歴史について|業務用煮干しの通販|
出汁を取る際に用いられる煮干し。そんな煮干しの歴史は古く、長い年月が経った今でも多くの方に愛されています。煮干しの歴史を紐解いてみましょう。
■ 煮干しの生産はいつ頃から?
煮干しに関する記述は、近世から見られるようになりました。しかし、古代からいわしを中心とした魚介の加工品が食べられており、飛鳥時代にはいわし煮という名称で朝廷への献上品として納めていたようです。そして現在の煮干しに近いものが生産されるようになったのは18世紀の始め頃で、製塩が盛んに行われ、いわしが穫れる瀬戸内海地方だといわれています。
■ 出汁を取るために用いられるようになったのは?
煮干しが出汁を取るために用いられるようになったのは、江戸時代からです。その前までは、鰹節や昆布が出汁を取るために用いられていました。今ではどちらも簡単に手に入れることができるのですが、当時は鰹節や昆布は高級品とされていたため、一般家庭では手に入れることが難しい状態でした。そのため、鰹節などの代用として用いたのが煮干しなのです。
しかし、煮干しを用いた煮干しだしは全国で使われていたわけではなく、初めは西日本を中心に使われていました。その理由としては、煮干しの生産が西日本に偏っていたということが挙げられます。古くから煮干しを用いている西日本では、「いりこ」や「じゃこ」などの呼び方もあります。東日本で出汁を取るために煮干しを用いるようになったのは、生産が始まったとされる明治時代だといわれています。
このように煮干しには古い歴史があります。鰹節や昆布と同様に人気のある煮干しは栄養価が高いため、料理に活用するだけではなく、おやつとして食べるのもおすすめです。
